シンプソンヘルメットにリングが付いているのをご存知ですか? これは四輪用に限定されてたのですが、全部左側だけになります。 Simpson本拠地のアメリカ、レースに使われる車両は左ハンドルです。
ここで、レースのスピード域になると、左右のGが発生します。 G=重力ですね。
左ハンドルなので、当然左側には窓があるんですが、NASCAR等は窓が出入り口になるため、ウィンドーと呼ばれるガラスやアクリルの窓がついていません。 ネット(太い網)がついています。
これはフォードマスタングですね。かっこいいです。
このように作られているんですが、何ゆえネットなのかと言うと、緊急脱出の際に自力で脱出が図れます。これはクラッシュした車両でネットが付いてる状態でいるとドライバーがまだ中にいる事を示す事にもなり、ドライバーを助ける事に直接繋がっています。
ハンマーで窓たたけば割れるんじゃない?って思う人も多いと思うのですが、ガラスは重いので使いません。ラリー等、埃や異物が入ってくる事が想定されると、アクリルを使ったりして軽量化を図るのですが、アクリルは粘りがあるので割れないんです。さらにNASCARなんかはアメリカンマッシブエンジンを積んでいます。
素晴らしく暑いエンジンと、鼓膜に響くエキゾーストノートが篭ると人間の体が耐えれない。耐えれないまで無いにしてもそのようなストレスは集中力を切らしちゃうんですよね。エアコンも重量物なので当然のように付いていません。そこで空力を求めて、ドアとボディを面で繋いで、出入りは窓から滑り込むようにして行っています。窓は閉じられていた方が、トップスピードは出るんですけど、暑すぎて死んじゃいそうになります。
そんなこんなで、ネットにする事で出来るだけ熱を逃がす方向になっています。
前置きちょー長いですね。んでコースを周回するのがレースなのですが、右コーナーだと頭も体も左に振られます。ですが左にはドアとネットがあるのでそこに体重を預ける事が出来るのですが、右コーナーだと預ける場所がすっかすかなんですね。体のホールドはシートとシートベルトで行っているのですが、頭は動いちゃうんです。
私のレース時代はヘルメットを固定(ヘルメットアンカーって言います)はしていたのですが、それでも加重移動任せな部分はありました。さらに可動範囲が狭く目視での後方確認がめっちゃしにくかった覚えがあります。
で、シンプソンのDリングもそれと同じ考え方です。
シンプソンだとサポートを左腕につけて、ヘルメット左のリングに固定。 左腕を下げると頭を左に引っ張れるという単純ですが、あるとないとではまったく違うはず! 良い物作りをしていたのだなと思います。
頭部の保護はまた別の話になるんですが、長くなるのでリクエストがあれば書き込みします♪
ここで、レースのスピード域になると、左右のGが発生します。 G=重力ですね。
左ハンドルなので、当然左側には窓があるんですが、NASCAR等は窓が出入り口になるため、ウィンドーと呼ばれるガラスやアクリルの窓がついていません。 ネット(太い網)がついています。
これはフォードマスタングですね。かっこいいです。
このように作られているんですが、何ゆえネットなのかと言うと、緊急脱出の際に自力で脱出が図れます。これはクラッシュした車両でネットが付いてる状態でいるとドライバーがまだ中にいる事を示す事にもなり、ドライバーを助ける事に直接繋がっています。
ハンマーで窓たたけば割れるんじゃない?って思う人も多いと思うのですが、ガラスは重いので使いません。ラリー等、埃や異物が入ってくる事が想定されると、アクリルを使ったりして軽量化を図るのですが、アクリルは粘りがあるので割れないんです。さらにNASCARなんかはアメリカンマッシブエンジンを積んでいます。
素晴らしく暑いエンジンと、鼓膜に響くエキゾーストノートが篭ると人間の体が耐えれない。耐えれないまで無いにしてもそのようなストレスは集中力を切らしちゃうんですよね。エアコンも重量物なので当然のように付いていません。そこで空力を求めて、ドアとボディを面で繋いで、出入りは窓から滑り込むようにして行っています。窓は閉じられていた方が、トップスピードは出るんですけど、暑すぎて死んじゃいそうになります。
そんなこんなで、ネットにする事で出来るだけ熱を逃がす方向になっています。
前置きちょー長いですね。んでコースを周回するのがレースなのですが、右コーナーだと頭も体も左に振られます。ですが左にはドアとネットがあるのでそこに体重を預ける事が出来るのですが、右コーナーだと預ける場所がすっかすかなんですね。体のホールドはシートとシートベルトで行っているのですが、頭は動いちゃうんです。
私のレース時代はヘルメットを固定(ヘルメットアンカーって言います)はしていたのですが、それでも加重移動任せな部分はありました。さらに可動範囲が狭く目視での後方確認がめっちゃしにくかった覚えがあります。
で、シンプソンのDリングもそれと同じ考え方です。
シンプソンだとサポートを左腕につけて、ヘルメット左のリングに固定。 左腕を下げると頭を左に引っ張れるという単純ですが、あるとないとではまったく違うはず! 良い物作りをしていたのだなと思います。
頭部の保護はまた別の話になるんですが、長くなるのでリクエストがあれば書き込みします♪